Shopifyでショップ運営をしたい人の中には、デジタルコンテンツの販売に興味がある人もいるのではないでしょうか?
在庫管理や配送管理が不要のデジタルコンテンツならば、高い利益率を確保する事も可能です。
しかし、デジタルコンテンツのような無形商品を販売するためには、それらに特化した準備をしなくてはなりません。
この記事では、Shopifyでデジタルコンテンツを販売するために必要なアプリを3つご紹介します。
デジタルコンテンツアプリを利用すれば、簡単にデジタルコンテンツの販売ができるようになるでしょう。
おすすめshopifyデジタルコンテンツアプリ早見表
おすすめデジタルコンテンツアプリの概要はこちらです。
料金 | 無料トライアル期間 | 言語 | 特徴 | |
Sky Pilot | 無料~$ 125 | 14日間 | 英語 | ・データ管理機能が充実している ・会員制サイトが作成できる |
SendOwl | 無料~$ 89 | 30日間 | 英語 | ・デジタルコンテンツに関する 機能が充実している |
Thinkific | 無料~$ 199 | なし | 英語 ※設定で日本語に変更可能 | ・オンライン講座を作成できる |
shopifyで使えるデジタルコンテンツアプリ選びで気をつけるポイント3つ
デジタルコンテンツアプリを選ぶ基準は以下の3つです。
- コンテンツに合わせた機能性
- 料金プラン
- 使用感とサポート体制
それぞれの基準について解説します。
1. コンテンツに合わせた機能性
デジタルコンテンツアプリを導入するときは、商品やショップ規模に合わせたアプリを選ぶようにしましょう。
デジタルコンテンツと一括りにしても、動画や音楽、セミナーや電子書籍などの取り扱う商品によって、必要となる機能はショップごとに異なります。
またデジタルコンテンツを扱う上で、データ量やセキュリティ対策なども考慮しなければなりません。
Shopifyで使用できるデジタルコンテンツアプリの中には、音楽配信やオンライン講座、書籍など各コンテンツに特化したアプリがあるため、各アプリを比較して最適なアプリを導入するといいでしょう。
2. 料金プラン
Shopifyで使用できるデジタルコンテンツアプリは、データ量や顧客数などのショップ規模によって複数のプランを選択できるものが多いです。
デジタルコンテンツは有形商品よりも低コストで運営できる魅力的なビジネスであると、全体的なコストカットばかりを意識してしまう人もいるかもしれませんが、やはり決定的なポイントは押さえておく必要があります。
コストを削りすぎると、事業拡大したときに柔軟に対応できないことや、セキュリティ対策が甘くて盗用や著作権の侵害などの被害を受けるかもしれません。
デジタルコンテンツアプリは、事業にかける予算と将来性を意識したアプリを選ぶといいでしょう。
3. 使用感とサポート体制
Shopifyで使用できるデジタルコンテンツ販売に関するアプリの多くは、日本語非対応のアプリです。
そのため、英語が苦手な人は、使用感が良くサポート体制が整っているアプリを利用するといいでしょう。
使い始めの使用感が悪く、十分なサポートが得られなければ、アプリの使用に慣れるまで時間がかかってしまいます。
特にShopifyでショップ運営を始めたばかりの人は、余計なタスクで全体の作業効率を落とすことになりかねません。
スムーズなショップ運営のために、無料トライアルや無料プランでお試しができるものを選ぶようにしましょう。
shopifyで使えるおすすめデジタルコンテンツアプリ3選
Shopifyで使えるデジタルコンテンツアプリを3つご紹介します。
3. Thinkific
【shopifyの画面】
機能
- オンライン講座を作成できます
- 受講者に向けて、講義資料のダウンロードやクイズ、テキストでの講義、プレゼンテーションを使用した講義ができます
- LPを作成できます
- 買い切りやサブスクリプション、メンバーシップなどの料金プランニングができます
- クーポンを作成できます
- 講義用の動画を一括出投稿したり管理できます
- 受講者の利用状況の分析レポートが確認できます
料金
- 無料プラン…公開コースを1つ作成できます。お試しで講座作成をしてみたい人向けのプランといえます。
- $ 49月/プラン…無制限で公開コースを作成できます。複数人でのアカウントの作成ができるようになり、サポートレベルが上がります。
- $ 99月/プラン…サイト管理者アカウントが2名となり、共同でサイト運営ができるようになります。
- $ 199月/プラン…企業やチームで運営ができるようになります。
おすすめな人
- オンライン講座やセミナーをしたい人
2. SendOwl
【shopifyの画面】
機能
- デジタルコンテンツのダウンロードリンクを添付して顧客に自動送信ができます
- 期間限定のダウンロードリンクを発行できます
- 注文情報や配送データ、収益などのレポートを確認できます
- マーケティングワークフローの自動ができます
- 個別ライセンスキーを自動発行できます
料金
- 無料プラン…注文手数料2.5%で5GBまで利用できます。お試ししたい人向けです
- $ 9月/プラン…30日間の無料トライアルがあり、50注文/月と5GBストレージ/月無料で利用できます
- $ 15月/プラン…30日間の無料トライアルがあり、100注文/月と10GBストレージ/月無料で利用できます
- $ 89月/プラン…500注文/月以上の大規模ショップ向けのプランです
おすすめな人
- 充実した機能性が必要な人
1. Sky Pilot
【shopifyの画面】
機能
- ダウンロードリンクを添付して顧客に配信ができます
- 予約注文やデータ更新の通知ができます
- 顧客アカウントの管理やファイルの管理ができます
- ビデオのストリーミングアクセスができるようになります
- 配信の充実したカスタマイズ機能があります
- ダウンロードの制限や不正使用時の警告などのセキュリティ機能があります
料金
- 無料プラン…10MBのファイルストレージを利用できます。お試しで利用したい人向けのプランです
- $ 20月/プラン…5GB以上$ 2/GBで利用できるプランです
- $ 75月/プラン…100GB以上$ 1/GBで利用できるプランです
- $ 125月/プラン…500GB以上$0.50/GBで利用でき、大型ショップ向けプランです
おすすめな人
- 会員制のサイトを作成したい人
- データファイルや動画ストリーミングを扱いたい人
Shopifyでデジタルコンテンツ販売を行うメリット
デジタルコンテンツアプリには以下のようなメリットがあります。
- アプリを導入してカスタマイズができる
- 海外への販売を展開することができる
- アプリ同士を連携して作業効率が上がる
1. アプリを導入してカスタマイズができる
オリジナリティのあるショップ運営で、競合との差別化を図りたいショップオーナーも多いのではないでしょうか。
Shopifyでは複数のアプリを導入して機能拡張ができるので、理想とするショップ運営ができます。
また、種類だけでなく複数の料金プランが用意されているアプリもたくさんあるので、ショップの規模や必要な機能に合わせたプランを選択すれば、無駄なコストをかけることもありません。
ショップ規模に合わせて機能拡張や削除が簡単にできるShopifyならば、常に最適な状態にカスタマイズしながらショップ運営ができるでしょう。
2. 海外への販売を展開することができる
国内での販売実績を積んだショップオーナーの中には、海外への事業展開を考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし配送ルートの確保や配送料の設定など対象国によって、事前に準備が必要となるため国内販売よりも難しく感じてしまうかもしれません。
しかしShopifyは世界で170万以上の店舗やショップが利用しているショップ作成サービスなので、将来的にグローバルな事業展開を検討している人は、Shopifyを利用すれば簡単に海外への販売準備ができます。
さらにデジタルコンテンツの場合は、有形商品と異なり海外への配送ルートなどの事前準備を省略できるため、海外進出へのハードルも低くなるでしょう。
動画配信や音楽配信など、デジタルコンテンツで世界的に事業展開を視野に入れている人は、海外販売も簡単にできるShopifyの利用をおすすめします。
3. アプリ同士を連携して作業効率が上がる
デジタルコンテンツを扱う場合、データ管理やセキュリティ対策、顧客へのメール設定などさまざまな準備が必要ですが、一つひとつのアプリに顧客情報やデータ情報を入力していては非効率でしょう。
Shopify内で導入できるアプリはそれぞれの特性が異なるため、独立して活用することもできますが、アプリ同士を連携することで顧客情報やデータ情報を一括管理でき、ショップ運営をスマート化できます。
さらに集客や既存顧客に対するアフターフォローなどもしやすくなり、長期間カゴに入れたまま放置している顧客に購入を勧めるための案内を出したり、過去の購入履歴から新商品の案内をすることも簡単に行うことが可能です。
Shopifyでは独立したツールとしてだけではなく連携して使用することで、スムーズな事業展開を実現することができるでしょう。
shopifyデジタルコンテンツアプリの導入方法
【Thinkific】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。
②Thinkificのセットアップ
Thinkificの利用を開始するためにはThinkificでのセットアップが必要になります。セットアップ方法は公式サイトより確認できます。
【SendOwl】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。
②SendOwlのアカウント作成
SendOwlのサインアップページより必要事項を入力して、確認メールのリンクをクリックすることでアカウントの作成ができます
【Sky Pilot】
①インストール
Shopifyでアプリをインストールします。初期設定については公式サイトから確認できます。
まとめ
昨今デジタルコンテンツの需要は高まり、動画や音楽、書籍に限らずオンライン講座などさまざまな分野において収益化が可能なため、これから参入を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、Shopifyでデジタルコンテンツを販売するためには、従来のショップ運営とは少し異なる準備が必要となり、デジタルコンテンツに特化したアプリを導入しなくてはなりません。
今回紹介したアプリの他にも各コンテンツに特化したアプリもたくさんありますが、今回おすすめしているアプリはベーシックで使いやすいアプリなので、今後のショップ運営の参考にしてみてください。